文芸 

表紙

文芸もまたよく行なわれ、十二代藩主正訥は博学の藩主として知られて、高鍋藩主秋月古香・唐津藩主小笠原明山と並んで天下の三公子とうたわれ、『清史逸話』という著作もあります。藩内では増田岳陽・石井頼水などの儒官を中心に、漢学の奥田竜湫・熊沢猶龍・芳野金陵・恩田仰岳・城山父子、あるいは算学の古谷道生など有能な人材が輩出しました。また俳諧や漢詩・書画も広く行なわれ、書家として知られる小野鵞堂も藩士でした。廃藩後は恩田仰岳のように私塾を開くものや、学制施行後の学校教師として活躍した人も多くいました。

芳野金陵題・秦隆古画
金陵は漢学師範、のちに昌平校の儒員になった。
隆古は藩の絵師である。
恩田利章氏蔵

熊沢猶龍(次頁参照)
前田穣氏蔵

恩田城山書幅
恩田城山(次頁参照)
鈴木秀夫氏蔵

増田岳陽書幅
増田岳陽・長尾県大参事、漢学師範、剣・槍・書・画をよくした
池谷花子氏蔵

小野鵞堂書幅
小野鵞堂(次頁参照)
伊佐熊治郎氏蔵