里見氏の用いた印章には、方印の郭外に鷲をあしらった家印と、龍をあしらった個人印が多くみられ、その他には大黒天を配したものもある。
龍は義頼・義康が用いたもので、北条氏の虎の印を意識し、西方の白虎に対する東方の青龍を意味したとの見方もある。