12.坂田村絵図 寛政元年(1789年)

 坂田村は天明年中より旗本小笠原氏の支配となる。絵図作成の目的は不詳だが、丁寧に描かれており、特に海岸線や崖をうまく表現している。

 集落部の海岸に面した側には波防のための石垣が築かれている。高札場は街道沿いの海寄り、集落の入口にあたるところにある。注記が少ないのでわかりにくいが、寺社には朱を入れてそれとわかるように表現している。西方寺門前の水色の点は共同井戸である。

 また波佐間村・洲崎村との境界が、海岸及び山頂に朱点で示されている。

92×130 海老原斉氏蔵