21.佐野村絵図 

 集落は谷に立地し、谷が開けたところに耕地が広がっている。ひゑた海とは平砂浦のことで、海岸の砂がかなり谷の奥まで吹き上がってきている様子がわかる。

 現在の房南中周辺は戦前に砲術学校ができたため、川の流路や道筋がつけ変えられたが、著しく変化していることがわかる。川沿いに集落部をぬける道は館山から安房神社方面への街道であった。この道に沿って郷蔵や高札場がある。現在もこの近くの辻に掲示板が立てられている。

46.5×64 保田正平氏蔵