まじない 

表紙

 下の帳面は作名村(館山市)の善左衛門が所有した覚え帳。血止め・火傷・虫歯などのときに唱えるまじないや、淋病・目腐れ・腫れ物などに効く薬の作り方などが書かれており、人伝てに聞いて書き留めたもの。病から逃れるためにどんなことでも情報として溜め込んでいったことがわかる。まじないも苦痛からのがれるためのひとつの方法だった。右のページには「血どめの法 (お札の)紙を九つに折りながら、義経谷御師伝 九九八十一 をんあびらうんけんそわか 三べん唱いべし」とある。

 17.「やまいのまじない」(文久1年)  石井祐輔氏蔵