(1)藩領の動向 

 藩領に暮らす人々の最大の務めは、藩主に毎年の年貢を納入することです。ただし、それ以外にもさまざまな上納物や労働力の負担がありました。幕府大番頭を勤めていた4代藩主正巳が大坂在番となった際は、藩領村々に金銭の上納が命じられており、藩主の勤務も領地によって支えられていたことが分かります。その他、藩主が国元に戻った際の出迎えや、江戸屋敷が火事になった際の上納金など、藩主の動向や藩財政は領地と密接に結びついていました。
47.御陣屋敷地代金受取証文
天明2年(1782年) 館山市 真倉区蔵
51.勝手向改革につき規定証文
天保15年(1844年) 館山市 真倉区蔵