石井兼次

表紙

 北条町六軒町(館山市)の草分けの一軒、屋号ゲンシチドン。植木職として海岸の屋敷へ出入りした。万里小路家専用の脚立がある。兼次は冗談坊で通房を笑わせて気に入られていたが、言葉が過ぎて一度出入り禁止になったことがある。しかし通房のほうが淋しくなって出入りを許したとのこと。二人でよく釣にいったという。屋敷内には通房がくれたシュロの木がある。昭和6年没、73歳。

74.印半纏(表)