2.刀匠石井昭房略年譜 


年号

西暦

できごと

年齢
明治42年 10月3日 (1909年) 館山市安布里に石井善次郎の二男として生まれる。
名前昌次。
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大正13年 3月24日 (1924年) 山本尋常小学校(現館野小学校)卒業 14
3月27日 館山市山本の鶴岡豊広について鍛冶屋奉公。
昭和4年 (1929年) 徴兵検査。年季奉公明け。その後1年間お礼奉公をする。 20
昭和5年 3月 (1930年) 親方の下を辞し、義兄の下で鍛冶修行するため上京。 20
昭和8年 7月5日 (1933年) 栗原昭秀(彦三郎)日本刀鍛錬伝習所を赤坂に開設。 23
昭和10年 1月1日 (1935年) 日本刀鍛錬伝習所に入門。栗原昭秀の内弟子として住み込む。笠間繁継について日本刀鍛錬技術を学ぶ。 25
6月1日 新作日本刀大共進会に出品、「1等賞」を受ける
11月2日 第1回日本刀展覧会で「総裁名誉賞」(金牌)を獲得。 26
昭和11年 12月8日 (1936年) 第2回日本刀展覧会で「文部大臣賞」を獲得。 27
昭和12年 7月8日 (1937年) 日中戦争(蘆溝橋事件)勃発。 27
9月15日 昭秀の軍刀修理団員として中国に随行。
昭和13年 11月26日 (1938年) 第3回日本刀展覧会で「第2席特選」を秋元昭友・今野昭宗らと並んで獲得。 29
昭和14年 5月 (1939年) 後鳥羽天皇七百年式年祭に当たり、奉納太刀を鍛造。 29
独立して鍛錬に従事。相伝備前の鍛法を研究する。
鶴谷八幡宮奉納太刀鍛造。この太刀は朝香宮殿下御前斬試会で最優秀賞を賜る。
12月10日 第4回日本刀展覧会で「総裁名誉賞」を獲得。 30
昭和15年 3月29日 (1940年) 第5回日本刀展覧会で「1席特選」を獲得。 30
10月27日 香取神宮正遷座祭に当たり奉納太刀鍛造。 31
11月1日 千葉県知事立田清辰の依頼で安房神社御鎮座二千六百年祭記念奉納太刀鍛造。
昭和16年 3月27日 (1941年) 第6回日本刀展覧会で「特別名誉席最高名誉賞・特選」を獲得。刀匠協会から宮家に奉献。 31
7月19日 応召。東部第17部隊に入隊。
8月末日 満州牡丹江省大肚子川の関東軍自動車廠第2638部隊に編入。各地を転戦の後、終戦を迎える。
昭和21年 5月2日 (1946年) 復員。帰宅し静養。 36
昭和26年 7月 (1951年) 進駐軍の特別な許可を得て、伊勢皇太神宮式年遷宮(昭和28年)の太刀、御神宝直刀鍛造。 41
昭和28年 (1953年) 妻昌枝と結婚。 44
昭和29年 4月 (1954年) 作刀技術発表会入選。 44
5月5日 師昭秀没す。75歳。
9月11日 文化財保護委員会から刀剣制作承認を受ける。
昭和32年 12月16日 (1957年) 館山市指定無形文化財「日本刀鍛錬技術保持者」に指定される。 48
昭和37年 5月1日 (1962年) 千葉県指定無形文化財「日本刀鍛錬技術保持者」に指定される。 52
昭和40年 4月~ (1965年)~ 銃砲刀剣類登録審査員として23年間千葉県の刀剣保護に当たる。 55~79
8月18日 (1965年) 天正古鉄にて笠森観音奉納小太刀を鍛造。 55
8月 千葉県立長狭高校全国大会優勝記念刀鍛造。
昭和42年 11月9日 (1967年) 日本刀鍛錬伝習所を安布里に建設。 58
昭和43年 10月 (1968年) 千葉県立長狭高校全国大会優勝記念太刀鍛造。 59
昭和46年 7月 (1971年) 千葉県護国神社奉納脇差鍛造。 61
昭和47年 (1972年) 千葉県立上総博物館収蔵太刀鍛造。 63
昭和56年頃 (1981年) 館山城建設協賛会を結集。市民運動として博物館分館の建設を推進する。 72
昭和61年 11月5日 (1986年) 文部大臣表彰「地域文化振興」を受ける。 77
昭和63年 4月29日 (1988年) 勲五等瑞宝章を叙勲。 78
6月2日 昭房は師昭秀を顕彰するため、師の生地に「刀聖鉄火入道栗原彦三郎の像」を建立する。門人・関係者約80人が除幕式に参列。
平成5年 5月 (1993年) 「刀匠の碑」建立。鎮め物として玉鋼を埋める。 84
10月26日 死去。秋水院鍛翁昭房居士(※)。享年84歳。生涯鍛刀300余振り。

※秋水とは曇りのない刀剣の輝きを表わしている。